金属アレルギーとは

アレルギーとは、人間が持つ免疫反応が特定の抗原(免疫反応を引き起こさせる物質)に対して過剰に起こることをいいます。その中でも金属アレルギーは比較的身近なアレルギーと言えます。
金属アレルギーの発症には個人差があり、同じ金属類であっても症状が出ない人もいれば、ひどい症状があらわれてしまう人もいます。また、金属アレルギーの症状が出るまでにかかる時間にも個人差があり、数日ですぐにアレルギーの症状が出てしまう場合もあれば、数か月後に発症する場合もあります。
歯科で利用される金銀パラジウム合金は、口の中で長期利用されることを想定しており、アレルギー発症リスクは低い組成となっています。しかしこの長期利用されるという歯科補綴物の特徴から、今症状がなくても、将来的に金属アレルギーを起こすことはあり得ます。またそれまで適用されていた歯科補綴物では問題が無かったのに、新規治療で歯科補綴物を入れたらアレルギー反応が現れたということも報告されています。
歯科金属アレルギーを避けるためには、(1)金属をなるべく使用しない、(2)発症リスクの低い金属を選ぶ、というのが確実な方法ですが、こうした素材を用いた歯科補綴物は保険適用外の自費診療となり、費用が高額となるケースが一般的でした。

金属アレルギー発症のメカニズム

金属アレルギーは、唾液などによって金属から溶け出した金属成分と、たんぱく質が体内で結合することでできるアレルギーの素となる物質(アレルゲン)を、体が「異物」として過剰反応することで引き起こされます。
金属アレルギーは個人差が大きく、すぐに発症する場合もあれば、かなり時間がたってから突然発症する場合もあります。
アレルギー発症の可能性を低下させるには、アレルゲンが溜まりにくい素材を選ぶことがとても大切です。